キャリア採用

ビジネスモデル

社会に特別な価値を。10年戦略

2020年の新型コロナウイルスを契機に、当社を取り巻く事業環境は大きく変化しました。動画配信を中心としたOTTサービスの登場。巣篭もり需要による視聴者の配信ニーズの高まり。見たい時に見たいものを見るという人々の視聴スタイルは、世の中が落ち着きを取り戻した現在もなおメインストリームとなっています。このような事業環境の変化の中でも、エンターテインメント文化を盛り上げ、お客さまに一層充実した生活を送っていただきたい。その切なる思いから、2021年に長期ビジョン「10年戦略」及び「中期経営計画(2021-2025年度)」を策定いたしました。

※OTT(Over The Top)とは、インターネットを介したコンテンツやサービスの総称のこと。具体的には動画配信や音楽ストリーミング、オンラインゲームなどが含まれる。

長期ビジョン「10年戦略」

ファンの熱量をもっと強く。
コンテンツを届けた先まで思い描く。

お客さまが好きなものにもっともっとのめり込むために、WOWOWは何ができるのだろうか。そのような問いから生まれたのが、「10年戦略」です。

「10年戦略」とは、「コンテンツ・コミュニティ・カルチャー」を繋ぐループを生み出し、回していくこと。この戦略の起点となるのが、長年放送事業を強みとしてきた当社独自のコンテンツ制作です。ドラマ、映画、スポーツ、音楽、ありとあらゆるジャンルで、お客さまの心を動かすためにクオリティを磨いていく。エンターテインメント企業として、コンテンツ作りへのこだわりを譲ることはできません。しかしながら、これまで以上にお客さまに熱量高く楽しんでいただくためには、コンテンツを届けた先の未来も思い描いていく必要があると考えます。コンテンツを好きになっていただいたファン同士が繋がり、コンテンツへの愛をさらけ出せるコミュニティが形成される。そして、コミュニティの中で、互いに刺激し合うことで、次の才能が芽吹き、また新たな表現が生み出されていく。そういった営みがやがてカルチャーとなり世の中に宿ると、WOWOWは信じています。私たちは、このループを回し、エンターテインメント文化を成長させることで、豊かな社会作りに貢献してまいります。

中期経営計画
(2021-2025年度)について

お客さまの声に耳を傾け、
エンターテインメントを最大限に楽しめる
環境を作り出す。

  • この「10年戦略」のもと、2021年度から5年間の経営方針を定めた「中期経営計画」を発表しました。お客さまとWOWOWの関係を再設計し、WOWOWからお客さまへの一方的な発信から、双方向のコミュニケーションを重点に置いた事業構造へ。つまり、「映像メディア業からコンテンツ・コミュニティ業」への変革を目指します。

    お客さまとの対話の中でニーズを拾い上げ、メディア・サービス、コミュニティサービス、エンターテインメント・サービスの3つの領域を強化してまいります。

    service 1 エンターテインメント
    • コミュニティサービスと連動した商品開発
    • テクノロジーを活用した新商品開発
    service 2 メディア
    • 放送・配信
    service 3 コミュニティ
    • 共感、参加型のエンターテインメント
    • ファンの熱量を対価に変える仕組み
  • メディア・サービスを通じて「見る楽しさ」を、コミュニティ・サービスを通じて「つながる楽しさ」を、エンターテインメント・サービスを通じて「体験する楽しさ」を感じていただきながら、お客さまが最大限に楽しめるサービスをお届けします。また、2023年度の事業方針として「会員ファースト」と「独自性の追求」を掲げました。お客さまがどのような体験を求めているか、ニーズと正面から向き合い、上質な体験をしていただくべく徹底的にこだわり抜く。そのこだわりが、WOWOWにしか提供できない価値を生み出すと考えています。

    Point 1 体験する楽しさ
    • リアルな体験ができる
    • 購入したり現地に行けたりする
    • 知識や感動がもっと深まる
    Point 2 見る楽しさ
    • 厳選されていて安心
    • いつでも、どこでも見れて便利
    • 高画質、高音質で心地良い
    Point 3 つながる楽しさ
    • 仲間が見つかる
    • 参加・応援・発信ができる
    • コンテンツの発展に貢献できる

事業方針に基づく組織改定

「会員ファースト」を実現するために、戦略を組織に落とし込む。

一方的なコンテンツ発信を行っていた「放送ファースト」から、お客さまとのコミュニケーションを重視する「会員ファースト」への事業方針の変更に伴い、組織体制も大きく刷新いたしました。刷新内容は大きく3つ。
①会員体験価値向上および「会員ファースト」の体制強化。②戦略部門の強化。③業務の効率化です。

  • point01 会員体験価値向上および
    「会員ファースト」の体制強化。
    放送や配信サービスにおけるお客さまの視聴体験のクオリティを向上させるべく、お客さまとの関係構築に特化した組織体制を強化しています。例えば、「カスタマーエクスペリエンス局」は、「カスタマーエクスペリエンス局」と「メディア事業部」に組織改定しました。会員とのより良い関係構築に注力する「カスタマーエクスペリエンス局」と、メディア・サービスそのもの価値を向上させる「メディア事業部」、それぞれの目的を明確にすることで、各事業部のパフォーマンスを最大化しています。
  • point02 戦略部門の強化
    お客さまのニーズの変化に合わせて、経営戦略も柔軟に対応していかなければなりません。そして、その実行のためには、上層部だけでなく各事業部が戦略に基づき組織を運営していく必要があります。そこで当社は、「会員ファースト」を体現する上で欠かせないデータ戦略を担う「デジタル戦略局」や、経営戦略と人財戦略を連動させる「人財戦略局」の設立など、経営戦略と各事業部の運営を一貫させた組織作りを行っています。
  • point03 業務の効率化

    「技術局」を「技術センター」にあらため、収録や編集などコンテンツ制作に関わる技術や、4KやVRといった最新の放送・配信技術に関する業務などを集約。お客さまに満足いただくサービス作りのために、タイムリーで柔軟なメンバー配置やスピーディーな課題解決、社員の幅広い経験の蓄積を目指します。

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