インスタライブで社員質問会を開催! 入社2年目の社員が語る「仕事」「就活」とは
2024年新卒採用のスタートを前に12月下旬、インスタライブを活用した社員質問会が開催された。2021年新卒入社の2人の社員が出席し、WOWOWでの仕事や社内の雰囲気、働きやすさについて、入社前に抱いていたイメージと入社後に感じたギャップ、さらには自身の学生時代の就職活動の進め方に至るまで、就職活動に臨む学生から寄せられた多種多様な質問に答えてくれた。
ミュージカルに関わる部署を志望もまさかの営業部......? そこで見つけたやりがいとは?
今回のインスタライブに出席したのは営業部所属の岡本衣央さんとスポーツ部所属の荒井遥介さんの2人で、ともに2021年新卒の入社2年目。まず、WOWOWへの入社を志望した理由について尋ねると、岡本さんは、学生時代からミュージカルを部活動でもやっていて、将来、ミュージカルに関わる仕事がしたいと考えて就職活動を行なっていたと明かし、「WOWOWはミュージカルの番組を作ったり、それだけでなく最近ではミュージカルの企画・主催などもしていて、将来的にミュージカルに関われるんじゃないか?と思って、就職活動を始めた頃から興味を持っていました」と振り返る。
営業部 岡本衣央
入社後、岡本さんは営業部に配属となり、主にケーブルテレビ局への営業を担当している。キャンペーンの紹介やイベントの提案などをケーブルテレビ局に行ない、WOWOWのサービスへの加入を促進する仕事を行なっている。
当初、希望していたミュージカルに関わる部署への配属は叶わなかったが、「最初に営業部と聞いたときは『ミュージカルじゃなかった…。残念』という気持ちでした」と正直な胸の内を明かしつつも、営業の仕事について「やりがいがあって楽しいです」とも。「WOWOW自体がエンターテインメントを扱っている会社であり、いろんな人に見てほしいという想いがあります。自身の営業により、加入が伸びて、その先でミュージカルを見ている方がいると思うと頑張れます。やってみて面白さに気付きました」と前向きに語る。
入社1年目、サッカーについて全然知らなかった男がクラシコのプロデューサーに抜擢!
一方、学生時代はずっとテニスに打ち込んでいたという荒井さんは、親が新聞社に勤めていたこともあり、メディア関係の仕事を志望していたそうで新聞社、テレビ局を中心に就職活動を進める中でWOWOWにも興味を持ったと明かす。スポーツ部 荒井遥介
荒井さんは、当初より希望していたスポーツ部への配属となり、現在はサッカー番組を担当するプロデューサーを務めている。サッカーの試合を盛り上げるため「この予算内で誰をゲストに呼ぶか? この試合はこういうプレーヤーがいるので、そこをメインにして……など話し合い、番組内で使用するCGの映像確認や告知を行なっています」と業務を説明。
しかしながら、スポーツ部志望だったとはいえ、学生時代にずっとテニスに打ち込んでいたため、当初は「サッカーについて、全然知らなかったんです(苦笑)」と明かす。「最初は『マジか……。サッカー分かんないな』と思いました。でも、担当に決まってからは、ずっとサッカーを見ていて、知っていくと熱がこもって楽しいです。サッカーという、世界で一番視聴者が見ている競技を1年目から担当させてもらって、世界中の注目が集まるクラシコ(レアル・マドリードvsバルセロナ)のプロデューサーを担当して、それを何十万の人が見ているかと思うと、緊張感もあるし、楽しいです。やりがいしかないです」と充実した表情で語ってくれた。
若い社員が意見を言うことの大切さ
さらにWOWOW入社後の印象、これまで抱いていたイメージとのギャップについて尋ねると、2人が共通して口にしたのが「WOWOW、社員の方が優し過ぎる問題(笑)」。
岡本さんは「エンタメ業界って厳しい人が多いというイメージが強かったんですけど、皆さん『若い人のはやりが気になる』とか『どんどん意見を出して』という雰囲気で、意見を口にしても頭ごなしに否定されることがないんですね。それが実現できるかは自分の力量次第。『何かあったら言うんだよ』といつも言われていて、それに応えられないのが悔しかったし『早く意見を出せるようにならないと!』と思っていました」と良い意味でイメージが大きく変わったと語る。
荒井さんも岡本さんの言葉にうなずきつつ「大学のテニス部でずっと上下関係が厳しくて、そういう感じなのかな? 『3年目までは兵隊だ!』みたいなイメージでいたんですけど(笑)、全然違って、超優しい先輩が多いです。サッカーのことが全然分からない私の意見も聞いてくれるし、1年目、2年目でも裁量権を与えてもらえます」と風通しの良い環境で働きやすいと強調する。
WOWOWの一番の魅力についても荒井さんは真っ先に「社員の人柄」を挙げ、さらに「年次に関係なく、頑張れば1年目でもプロデューサーになれるし、裁量権が大きい」と語る。岡本さんも「理不尽な人がいなくて、みんなベストを出したいと思ってる。そのパッションはどこから来るのか? みんな、コンテンツが好きで、ベストな状態で見たい気持ちが分かるから、そのためにどうしたらいいか?と考え、良い仕事をしようと思うのだろう」とやはり”人”が魅力だと語る。
さらに「いろんなジャンルを扱っていること。スポーツ、ドラマ、お笑い……こんなにエンタメにいろんな角度で触れられる会社って少ないと思います。営業っぽい話ですが(笑)、家族でそれぞれの興味がばらばらという家庭も多いと思います。父はスポーツで、娘はK-POP。WOWOWを通じて家庭で会話が生まれたらうれしいです」と語ってくれた。今後、年次を重ねる中で異動を経験することにもなるが、この先、やってみたいことを尋ねると、荒井さんは「お笑いが好きなのでバラエティもやりたいし、ドラマもクオリティーが高く面白いので、いつか作りたいと」と多方面にアンテナを伸ばす。
岡本さんも「欲張りですが、全部やりたいです! ミュージカルにも関わりたいし、取引先にスポーツの説明をしていると自分も興味を持つようになるし、ドラマのイベントがあるとドラマを作るのも面白そうだなと(笑)。ただ、もっとできることがあるので、もう少し営業部にいたいです。営業の仕事は全体を知らないといけないので、営業部に行ったからこそ見えてきたことが多いです」と力強く語っていた。
「好き」を仕事にするために必要なことは?
さらに、この日のインスタライブでは、就活生から寄せられた就職活動に関する相談にも答えてもらった。岡本さんも荒井さんも、自分が「好き」なことに関わる仕事がしたいと就職活動に臨んでいたが、そのために気を付けていたことや努力したことはあったのか?
岡本さんは「ミュージカルを軸に就活していましたが、それだけにならないようにアンテナを張ろうと意識していました。もともと、漫画も好きだしスポーツを見るのも好き。WOWOWもいろんなジャンルを扱っている会社なので、ミュージカルだけにならないように、新聞を取ったり、いろんなサブスクリプションの契約をしてみたり、いろんなものを”摂取”するように心がけていました」と幅広い情報に触れるようにしていたと明かす。
メディア志望者あるある? とにかく多い! 面接対策 ダブルブッキングしてしまったら...?
一方、荒井さんは「メディアを志望する中で『嘘をつかない』ということは意識していました。嘘をついてもバレちゃうし、テレビ局の面接でどんなに番組について語っても、面接する側のプロデューサーの方が詳しいから、分からないことは『分からない』と素直に言うようにしていました」と語る。就活で大変だったことを尋ねると、岡本さんは「二つあって、まずメディア系は面接が多いので、ダブルブッキングになることがあります。当時はオンラインじゃなかったので、掛け持ちが無理な場合もあって……。でも、正直に先方にそれを伝えると、調整していただけたりするんです。『ちゃんと連絡すれば、解決してくれるんだ!』と思いました。無断欠席するくらいなら、連絡した方がいいと思います。
もう一つは、メチャクチャ落ちるし、そのたびに残念な気持ちになりました……。採用数と応募数に差があるんだから、落ちるのって当たり前のことだけどショックもすごくありました。でも、最終的に自分が行くのは1社だけなんだから『合わなかったんだ』と気にしない方がいいよと当時の私に言いたいですね(笑)」と苦労を振り返りつつ、アドバイスを送る。
荒井さんは「テレビ局は面接回数が多いんですが、面接の最初のうちは時間が短いんです。そこで自分のことをうまくしゃべらないといけないので、あまり自分だけしゃべり過ぎず、会話を意識して、簡単に質問に答えるようにしていました」と自身の経験を振り返る。
これからいよいよ就職活動が本格化するが、これまでほとんど準備をしておらず、この時期から勝負できるのか……?というメディア業界を志望する就活生の悩み・不安に対し、岡本さんは「私もインターンシップとか行ってなかったので大丈夫! 『最近見た中で面白かったものは何?』と面接で聞かれることが多かったので、いろんなコンテンツを見て、ヒット商品の共通点を探したりしてもいいと思います。みんな、落ち着くところに落ち着きますから。焦らずにできることをやって、自分に合う会社に出合うまで頑張ればいいと思います」とアドバイス。
荒井さんも「この時期、私はまだ部活をしてました(笑)。会社だけが採用する人を選ぶわけじゃなく、私たちが会社を選ぶこともできるので、”勝負”と思わずにたくさん受けてみてください。世の中にはいろんな試験があるけど、採用試験は無料なので(笑)。会社との出合いは縁だと思うので、あまり考え過ぎず、諦めなければいい会社に決まります!」と心強いエールを送ってくれた。